わり算の筆算は、どう教えればいいですか?
わり算の筆算は「たてる・かける・ひく・おろす」の4つをくり返します。始めるのは、九九を使ったわり算、位取り、くり下がりのあるひき算ができてからです。まず3桁÷1桁の問題で1手ずつ書かせ、答えは「商×わる数+あまり」がわられる数になるかで確かめます。
教室ノート · 執筆 Laura Bennett, MathIt チーム · 公開日 · 読了目安10分
わり算の筆算は、どう教えればいいですか?
わり算の筆算は「たてる・かける・ひく・おろす」の4つをくり返します。始めるのは、九九を使ったわり算、位取り、くり下がりのあるひき算ができてからです。まず3桁÷1桁の問題で1手ずつ書かせ、答えは「商×わる数+あまり」がわられる数になるかで確かめます。
わり算の筆算を始められるのは、3つの力がしっかりしてからです。九九を使ったわり算、位取り、くり下がりのあるひき算です。筆算は1問の中でこの3つを何度もつなげるので、どれか1つに穴があると、筆算そのものが苦手に見えます。
わり算の筆算の手順は、たてる・かける・ひく・おろすの4つで、わられる数の数字をすべて使い切るまでくり返します。アメリカの教室では、同じ4つを「Dad, Mom, Sister, Brother」の頭文字で覚えます。
952 ÷ 7 は、3桁の数を1桁の数でわる、あまりの出ない問題です。
答え:952 ÷ 7 = 136。
745 ÷ 6 は、最後にわれないほど小さい数が残る問題で、その数があまりです。
答え:745 ÷ 6 = 124あまり1。
864 ÷ 24 は日本では小学4年で習う2桁で割る筆算で、新しく必要になるのは商の見当をつける力です。
答え:864 ÷ 24 = 36。見当をつけた商(仮の商)が1大きすぎるのはよくあることです。商を1小さくして、かけ直せば大丈夫です。
部分商は、わる数の10倍、20倍、100倍のような分かりやすいかたまりをひいていき、全部で何倍ひいたかをたして商を出す方法です。日本の学校では教えませんが、アメリカの学校で使われていて、筆算で何をしているのかを理解する助けになります。
アメリカの学校が部分商を教えるのは、州共通基礎スタンダード 4.NBT.B.6 があるからです。4年生に「4桁までのわられる数と1桁のわる数」で、商とあまりを「位取り、計算のきまり、かけ算とわり算の関係のいずれかにもとづく方法で」求めることを求めています。5年生(5.NBT.B.6)は同じ言い方を2桁のわる数に広げます。「複数桁の数のわり算を標準の筆算で正確に速く行う」ことを求めるのは6年生(6.NS.B.2)になってからです。部分商は、多くの学校が最初の2年間に使う位取りの方法です。
同じ 952 ÷ 7 を部分商で解くと、3つのかたまりで終わります。
慎重なお子さんは、もっと小さいかたまりでもかまいません。100、次に20(140をひいて112が残る)、次に10(70をひいて42が残る)、最後に6。合計はやはり136です。かたまりが小さいと行が増えるだけなので、最初の一手で止まってしまうお子さんに向いています。
| 特徴 | 筆算(標準の方法) | 部分商 |
|---|---|---|
| 1回にわる部分 | 数字1つか数個ずつ | 残っている数全体 |
| かたまりの大きさ | 数字で決まる | お子さんが選ぶ(100、10、5、1…) |
| 行の数 | いちばん少ない | 多い(かたまりが小さいとさらに増える) |
| 位取り | 列の位置に隠れている | 書き出される(1ではなく100) |
| アメリカでの学年 | 6年生で正確に速く | 4年生と5年生の方法 |
| おもな落とし穴 | 列のずれ、商の0の書き忘れ | 横の数のたし間違い |
筆算で習った保護者が、お子さんのやり方を変えさせる必要はありません。学校でどの方法を使っているかを聞き、家でもそれに合わせ、もう一方の方法は学校の方法が身についてから見せてください。
わり算の筆算の間違いの大半は4つの間違いから生まれ、それぞれにすぐできる確かめ方があります。
わり算の筆算の答えは、商にわる数をかけ、あまりをたして確かめます。その結果は、わられる数と同じになるはずです。
| 問題 | 答え | 確かめ |
|---|---|---|
| 952 ÷ 7 | 136 | 136 × 7 = 952 |
| 745 ÷ 6 | 124あまり1 | 124 × 6 = 744、744 + 1 = 745 |
| 864 ÷ 24 | 36 | 36 × 24 = 864 |
| 612 ÷ 6 | 102 | 102 × 6 = 612 |
この確かめがあれば、お子さんは大人の助けなしで0の書き忘れを見つけられます。日本の小学校学習指導要領も、第4学年で除数が1位数や2位数の「筆算の仕方について理解すること」と並べて、「(被除数)=(除数)×(商)+(余り)」の関係を理解することを求めています。イングランドでも同じ習慣を求めていて、イングランドの算数・数学のナショナルカリキュラムは6年生(Year 6)に、4桁までの数を2桁の数でわる計算を「わり算の筆算で行い、あまりを整数のあまり、分数、または四捨五入で表す」ことを求めています。
わり算の筆算は、週末にまとめて長くやるより、毎日の短い練習のほうが早く身につきます。
1桁でわる筆算から2桁で割る筆算に進むのは、3桁の問題が正しく解けて、確かめもきれいに合うようになってからにしてください。学年ごとに身につけたい算数のまとめを見ると、わり算の筆算が分数や小数とどう並んでいるかが分かります。
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わり算の筆算は、日本では小学4年で習います。小学3年であまりのあるわり算を学び、4年で1桁や2桁でわる、2桁や3桁のわられる数の筆算に進みます。アメリカの州共通基礎スタンダードでは4年生が1桁でわる計算、5年生が2桁でわる計算で、筆算を正確に速く使えることは6年生に求めます。
わり算の筆算の手順は、たてる・かける・ひく・おろすの4つで、おろす数字がなくなるまでくり返します。最後のひき算で残った数があまりです。教室によっては「たしかめる」を5つ目に加え、ひいて残った数がわる数より小さいかを毎回見ます。
アメリカの学校が部分商を教えるのは、州共通基礎スタンダードが4年と5年で、位取りや計算のきまりにもとづくわり算の方法を求めているからです。部分商は位取りを紙の上に見せてくれます。筆算は6年生で続きます。日本の学校では教えませんが、筆算の意味を理解する助けになり、答えも商とあまりも同じです。
わり算の筆算の答えは、商にわる数をかけ、あまりをたして確かめます。その結果がわられる数と同じなら正解です。745 ÷ 6 = 124あまり1なら、124 × 6 = 744、744 + 1 = 745 となるので、答えは合っています。
あまりがわる数より大きいか、同じになったときは、最後にたてた商が小さすぎます。その商を1大きくして、かけ算とひき算をやり直します。745 ÷ 6 で 14 ÷ 6 に1をたてると8が残り、8は6より大きいので、たてる商は2です。
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