割合の求め方:3つの公式と暗算のコツ

パーセント(割合)はどうやって計算しますか?
ある数の〇%を求めるときは、%を100でわってからかけます。4000円の15%は 0.15 × 4000 = 600円です。何%かを求めるときは、比べる量 ÷ もとにする量 × 100 です。増えた・減った割合は、変化した量をもとの量でわって100をかけます。
この記事の要点
- パーセントは100を1とみた数なので、15%は 15 ÷ 100、つまり0.15です。
- パーセントの問題は、ある数の〇%、比べる量がもとにする量の何%か、もとの値からの増減率の3つの計算のどれかです。
- 増減率はいつももとの値を基準にするので、40から50は25%の増加ですが、50から40は20%の減少です。
- 10%の技は小数点を1けた左へ動かすだけで、5%、1%、20%、15%はこの10%から作れます。
- 2つの百分率の差はポイントで数えるので、29%から34%への変化は5ポイントの上昇で、割合にすると約17%の増加です。
パーセントとは何ですか?
パーセントは「100あたり」という意味で、1%は全体の100分の1、100%は全体そのものです。15%と書くのは 15 ÷ 100 を短く書いたもので、分数なら100分の15、小数なら0.15です。
このガイドの計算はすべて、この1つの考えで動きます。パーセントを小数に直すには100でわる、つまり小数点を2けた左へ動かします。15%は0.15、8%は0.08、150%は1.5です。小数をパーセントに戻すには100をかけます。0.75は75%です。
日本の算数では、割合は小学5年で習います。小学校学習指導要領は第5学年に「百分率を用いた表し方を理解し,割合などを求めること」を置き、あわせて歩合の表し方にも触れるとしています。歩合では0.1が1割、0.01が1分、0.001が1厘なので、3割引きは30%引きと同じです。アメリカの共通コア算数基準も6年生(6.RP.A.3c)で「ある量の30%は、その量の30/100倍」と同じ説明をし、7年生(7.RP.A.3)で税金、値上げと値下げ、チップ、増減率を加えています。この並びが、このガイドで扱う範囲のすべてです。
ある数の〇%は、どう求めますか?
ある数の〇%を求めるには、パーセントを小数に直してかけます。これが1つめの公式で、比べる量 = もとにする量 × 割合 の形です。「80の15%はいくつ?」に答えます。
- パーセントを100でわります。15%は0.15になります。
- もとにする量にかけます。0.15 × 80 = 12 です。
- 大きさを確かめます。15%は5分の1より少し小さく、80の5分の1は16なので、12は妥当です。
答え:80の15%は12です。
同じ手順は、毎日の買い物で3つの形になって出てきます。
- 割引き。 6000円の3割引きは 0.3 × 6000 = 1800円引きなので、払うのは 6000 − 1800 = 4200円です。速い方法:払うのは7割なので、0.7 × 6000 = 4200円です。
- 消費税。 2500円の品に10%の消費税がかかると 0.1 × 2500 = 250円で、合計は2750円です。速い方法:2500 × 1.1 = 2750円です。
- ポイント還元。 4500円の買い物で15%還元なら、0.15 × 4500 = 675ポイントです。
「速い方法」は、1回のかけ算で全体を片づけます。1から割引率を引いた数、または1に税率を足した数をかけるのです。この習慣は、間違いの節で取り上げる、割引き後の値段でいちばん多い間違いも防ぎます。
ある数が別の数の何%かは、どう求めますか?
ある数が別の数の何%かを求めるには、比べる量をもとにする量でわり、100をかけます。割合 = 比べる量 ÷ もとにする量 という、5年生で習う形そのものです。「テストで24問中18問正解だった。何%?」のような問いに答えます。
- 比べる量ともとにする量を決めます。18 ÷ 24 です。
- わります。18 ÷ 24 = 0.75 です。
- 100をかけます。0.75 × 100 = 75% です。
答え:24問中18問は75%です。
むずかしいのは、どちらがもとにする量かを決めるところです。もとにする量は「の」の前に来ます。「18は24の何%」なら、24がもとにする量です。同じきまりは、もとにする量がわからない逆向きの問題にも使えます。もとにする量 = 比べる量 ÷ 割合 です。12人がクラスの30%にあたるなら、クラスは 12 ÷ 0.3 = 40人です。確かめ:40の30%は12です。
割合は、平均と同じく5年生で学ぶ単元で、平均を求めるゲームでも、わって確かめる同じ習慣を練習できます。
増えた割合・減った割合は、どう計算しますか?
増加率と減少率は、どちらも1つの公式で求めます。(新しい値 − もとの値)÷ もとの値 × 100 です。わる数はいつももとの値です。変化の割合は、出発点と比べて測るからです。
値段が400円から500円に上がった場合。
- 変化:500 − 400 = 100 です。
- もとの値でわります:100 ÷ 400 = 0.25 です。
- 100をかけます:25%の増加です。
値段が500円から400円に下がった場合。
- 変化:400 − 500 = −100 です。
- もとの値でわります:−100 ÷ 500 = −0.2 です。
- 100をかけます:20%の減少です。
2つの動きは同じ100円の差ですが、出発点が違います。100は400の4分の1で、500の5分の1です。統計機関も同じ方法を使います。Eurostatの増減率の解説は、これを [(あとの値 ÷ 前の値)− 1] × 100 と書き、就業者が480万人から520万人に増えた例を +8.3% と計算しています。どちらの書き方でも答えは同じです。5.2 ÷ 4.8 = 1.0833 から1を引いて0.0833、つまり8.3%です。
ブラウザで無料で遊ぶ百分率小5〜3つのパーセントの公式を並べると
3つのパーセントの公式は、比べる量 = もとにする量 × 割合 という1つの関係を、わからない数を変えて解いたものです。
| 問い | 公式 | 例題 |
|---|---|---|
| ある数のX%はいくつ? | X ÷ 100 × その数 | 80の15% = 0.15 × 80 = 12 |
| AはBの何%? | A ÷ B × 100 | 24のうち18 = 18 ÷ 24 × 100 = 75% |
| 何%変化した? | (新しい値 − もとの値)÷ もとの値 × 100 | 40から50 = 10 ÷ 40 × 100 = 25% |
先へ進む前に、4問で確かめてみましょう。解いてから答えと比べてください。
- 240の35%はいくつですか?(84)
- 45は60の何%ですか?(75%)
- 値段が300円から360円に上がりました。何%の値上がりですか?(20%)
- 値段が1200円から900円に下がりました。何%の値下がりですか?(25%)
パーセントを暗算で出すには?
パーセントを暗算でいちばん速く出す方法は、10%から始めることです。10%は、その数の小数点を1けた左へ動かした数で、1割と同じです。よく使うほかのパーセントは、すべてこの1つの動きから作れます。
| パーセント | 出し方 | 240の場合 |
|---|---|---|
| 10% | 小数点を1けた左へ | 24 |
| 5% | 10%の半分 | 12 |
| 1% | 小数点を2けた左へ | 2.4 |
| 20% | 10%の2倍 | 48 |
| 25% | 4でわる | 60 |
| 50% | 2でわる | 120 |
| 15% | 10% + 5% | 36 |
それ以外は、部品を組み合わせます。240の35%なら、10%を3つ(72)と5%(12)で84です。350の3%なら、1%(3.5)を3つで10.5です。
入れかえの技。 XのY%は、いつもYのX%と等しくなります。どちらも X × Y ÷ 100 だからです。一方が計算しにくいときは、ひっくり返します。
- 50の8% = 8の50% = 4
- 25の16% = 16の25% = 4
- 50の12% = 12の50% = 6
暗算のパーセントは、すばやく半分にする、2倍にする、10でわるという動きの上に成り立っていて、本当に使える暗算のコツがその土台をくわしく扱っています。パーセントのゲームは10%の技を制限時間つきのラウンドにし、印刷できる6年生向けの計算ミックスプリントは、その下にあるかけ算とわり算を解答つきで練習できます。
無料で印刷できるプリント混合計算 — 6年生ワークシート · PDFパーセントでよくある間違いは?
パーセントでよくある間違いは、もとにする量、つまり「〜の」にあたる数を取り違えることから起きます。
- もとにする量が違うパーセントを足す。 2割引きのあとにさらに1割引きしても、3割引きにはなりません。10000円なら最初の値引きで8000円になり、次の値引きは8000円の10%なので、7200円になります。全体の値引きは28%です。
- 同じ%で下がって上がれば元に戻ると思う。 50%下がると100は50になり、そこから50%上がると75になります。2回めの50%は小さくなったもとにする量にかかるので、最初より25%低いところで終わります。
- 割引きを戻すのに、%を足し戻す。 25%引きで4500円だった品のもとの値段は、4500円 + 4500円の25% = 5625円ではありません。払ったのはもとの値段の75%なので、もとの値段は 4500 ÷ 0.75 = 6000円です。
- パーセントとポイントを混同する。 2つの百分率の差はポイントで数えます。NCESの報告によると、PIAACで数的思考力が最も低い段階にいるアメリカの成人の割合は、2017年から2023年に「29%から34%へ」上がりました。これは5ポイントの上昇で、5 ÷ 29 ≈ 0.17 なので、割合としては約17%の増加です。Eurostatの解説も同じ区別をしています。
同じNCESの数字によれば、アメリカの成人の約3人に1人が最も低い段階にいます。割引きや消費税の計算でつまずくのはよくあることで、練習すれば直せます。算数に順を追って戻りたい人には、大人になってから算数・数学を伸ばす方法が計画を示し、大人向けの計算ゲームのページがそのレベルの練習を集めています。
MathItの約90種類のゲームのうち22種類は、登録なしでブラウザから無料で遊べます。無料の iOS・Android アプリには難易度の自動調整があり、やさしいパーセントが解けるようになってから、問題が少しずつ難しくなります。
よくある質問
割合(パーセント)の公式は何ですか?
割合の公式は、割合 = 比べる量 ÷ もとにする量で、100をかけるとパーセントになります。同じ関係から残りの2つの形も出ます。ある数の〇%は % ÷ 100 × その数、増減率は(新しい値 − もとの値)÷ もとの値 × 100 です。たとえば24問中18問は 18 ÷ 24 × 100 = 75%です。
ある数の20%を暗算で出すには?
ある数の20%は、その数の10%を2倍した値です。小数点を1けた左へ動かして10%を出し、それを2倍します。45の10%は4.5なので、45の20%は9です。同じ考え方で、5%は10%の半分、15%は10%と5%の合計になります。
何%減ったかは、どう計算しますか?
減少率は、減った量をもとの値でわり、100をかけて求めます。500円から400円に下がった値段は100円減っていて、100 ÷ 500 × 100 = 20%なので、20%の値下がりです。わる数はいつも最初の値で、下がったあとの値ではありません。
割引き後の値段から、もとの値段を出すには?
割引き前の値段は、払った値段を払った割合でわると求まります。25%引きなら払ったのは75%なので、4500円で買った品は 4500 ÷ 0.75 = 6000円です。4500円の25%を足して5625円とするのは間違いです。
パーセントとポイントの違いは何ですか?
ポイント(パーセントポイント)は2つの百分率の差を表し、パーセントはその差をもとの値と比べた大きさを表します。29%から34%になった割合は5ポイント上がっていて、5 ÷ 29 ≈ 0.17 なので、もとと比べると約17%の増加です。
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